以前書いた、噴霧器の液漏れ修理に着手しましたよ。
先週には部品が手元に届いていたんだけど、なかなか時間が作れずこの前の土曜日に思い腰を上げて分解を開始しました。
工進(メーカー名)の噴霧器と下にあるのが、今回交換する部品6点。
まずはタンクからホースを抜き取り。
行きと戻り用で2本になります。
底からエンジン固定用ナット3点を外して、アクセル・キルスイッチホルダーを外す。
ハイ、噴霧器の3枚おろし(タンクも外したらね)。
エンジン固定の3点はラバーマウントですよ、ホースの陰にゴムが見えるでしょ。
ポンプカバーのネジ4点を外すと、
インペラが現れました。
これが回って水を圧送しているようですが、こんなのだから大した圧は掛かりません。
除草剤散布専用設計ってとこですかね、消毒なんかに使うには圧が全く足りませんのですよ。
インペラを外すとエンジンからの半月シャフトとパッキンユニットが見えます。
ポンプのボディが、冬の凍結で割れて液漏れしてると思ったんだけどね、割れてないのよ。
この時は気付かなかったんだけど、写真のC型止め輪が変形して溝に入っていなくて、パッキンを十分に押し込められなくて液漏れをおこしていた模様です、結論は。
C型止め輪用のプライヤーをホームセンターから買ってきて、早速止め輪を取り出します。
C型止め輪で抑えている真鍮部品の裏側。
半月シャフトのOリングも交換。
ポンプカバーのOリングも交換。
ネジはですね、しっかりとネジロックが塗布されていましたよ。
中華のクオリティも上がってきているな~、と独り感心しました。
あと上のゴム部が、先ほど言ったラバーマウント防振ゴムね。
そしてポンプのボディーに軸受け兼パッキン部品を圧入しなくちゃならないのね。
万力もバイスも無いし、右のカメラレンズスペーサーの外径がドンピシャだったので、これを使ってハンマーで押し込みました、慎重に優しくね。
そして、バラした時と逆に組み立てて「一丁上がり!」とタンクに水を入れたら・・水が漏れますやん・・かなりポタポタと・・全然直っていない。
気を取り直して、またバラしていきますよ。
何処から漏れるんだと、「ン~?アレ、C型止め輪が抜けているぞ」
外してみると、口が開き気味で変形してますわよ、これは。
ポンプを外して半月シャフトの溝を見ると、溝は潰れていないみたい、ヨカッタ。
またまたホームセンターに行って、Φ10mm用のC型止め輪を購入、ついでにネジロックも購入。
さすがに2回目の組立なのでサクサク組めますよ、ついでに各部にネジロックを塗布して組みました。
組み上げて、タンクに水を入れて漏れないことを確認、ヤレヤレ。
後片付けをしていると・・
ゲゲ~!一つ部品を組み忘れているじゃないの~!
あのC型止め輪で抑えられる真鍮部品だね。
古い部品のまま組んじゃったのね、まぁそれでも問題はないんだろうけど、せっかく購入した新品部品だし微妙に形状も違うので、もう1回バラして組み直ししますよ(泣
3回目ともなるとサク・サク・サクだ~、と思ったら、先程塗布したネジロックのためにドライバーではネジが回せないほど強力にロックされてますよ。
ここはネジザウルスの要領で、プライヤーを使って何とか外しました。
ネジロックって本当に強力なのね、ちょっとナメてましたわ(反省
こんな風に形状がちょっと違うのね、カバーも新しいのにしたので、それ用の真鍮部品の方が良いはずですよね。
金型が更新されているんだろうね、カバーも微妙に違うのよね。
3回もバラしと組み立てをやってしまいました。
液漏れしないのは確認しましたよ。
次の日、除草剤を散布しようとしたんだけど、天気予報は雨なので中止にしました。
来週にでも散布に使ってみるかな。
ホームセンターで激安で売っている噴霧器なんて、使い切りで部品なんか来るわけない!って思っていたんだけど、工進はしっかりしてましたよ、パーツリストも出てくるし。
工進をお使いの皆さん、壊れたら諦めないで部品を取り寄せて組んでみてね。
この噴霧器に関しては、構造はメチャ簡単なので。