その2からの続き、ちょいと長いです。
お付き合いいただける方は宜しくお願いします。
「C」地点のT字路から、「D」地点の小枕山トンネルに行こうとしているのね。
こちら「C」地点のT字路ですが、ちゃんと自販機もありましたし、近くに民宿も一軒ありましたね。
ここから左上の道路を進むと、上の図の下側の白い道路を進むことになります。
たぶん最後の集落のところに、お約束のゲートがあります。
ここまでは、道の駅からずっとアウターで走れるくらいの登りでした。
ゲートが開いているので、遠慮なく通行させていただきます。
ここからは、激坂になりましたよ。
と言っても、いつもの葉山のクライムコースくらいの斜度です。
道路の設計年度が新しい(と言っても昭和だけど)ので、設計規格が同じなのかもしれないですね。
ただ、こちらは「国道並みの林道」が謳い文句だったことからか、全線2車線の山道ですよ(道路の斜度は別としてね)。
エッチラ登っていると「谷の向こうにも道路があるや・・」
いやいや、それは今から自分が向かう所・・・
この恐怖が一番凄かったのは国道352号線の樹海ラインでしょうね。
まさに樹海ラインを思い出しました。
途中に道路を雨水が横切る洗い越しもあったしね。
だいたい、何も下調べをしないで来ているからね、舗装されるのかすら知らずに来ているのね。
この勾配ならいつもの葉山で慣れているので、心が折れることなくエッチラ・オッチラとペダルを踏み続けます。
最後のコーナーを抜けると、遂に到着しました「小枕山トンネル」です。
思ったほど朽ちていませんし、途中の道路も綺麗です。
こういう巨大構造物の迫力は、実際に自分の肌でライブで感じないと判りませんよね。
ここは廃トンネルではなくて、まだ現役のトンネルなんですね、きっと。
では、誰が何のために使うの?
う~ん、山菜取りとか?あとは私みたいな変わり者が見学に来るくらいしか思い浮かばないんだけど。
途中に送電線の鉄塔やテレビのアンテナ塔も無かったしね。
道路にキャタピラの後が残っていたところを見ると、春先の除雪や倒木の処理等をしっかりと管理しているんでしょうね、って誰が?国が?県が?町が?
確か森林開発公団は、もう無いはずですよね。
1988年11月ってありますもんね、昭和の最後に出来上がったんだね。
平成になっても、この先の道路は木地山ダムまで開通することは無く、トンネルだけがポツンと残っちゃったんですね。
旧道や廃道ではなく今も管理されているようだけど、この先数kmでプッツリと道がなくなっているはず。
白鷹町側の愛染峠の林道も、突如プッツリ道が無くなっていたのを記憶しています。
トンネルは照明も無く(後で付ける計画だったのかな?)、ちょっと怖いんだけどトンネルを通過させていただきます。
はい、これがトンネルの向こうの風景。
ここから下り坂になってますね。
本当は道の終端まで行きたかったんだけど、今日はもう時間がありませんので、この先はまた次回にでも拝見させていただきます。
トンネルの反対側から見たところ。
長さは約471mでストレートなので一人で入って来れたけど、カーブしていて出口が見えなかったりしたら、入れないかもです(ハイ、ヘタレなんです)。
いつか見た廃道マニアの方をマネして「私は道路に興味があって来ただけですので、どうか通してください・・」と念じながらトンネルを戻って来ましたよ。
だって私のTCR(チャリ)なんだけど、今日はライトを付けていないのね。
中は真っ暗で平衡感覚もフラツキそうでした。
トンネル付近からの下界の眺め。
先程のゲートからたった5kmしかないんだけど、結構登ったような気がするんだけどね。
急いで下ってきて(急坂なので急がなくてもスピードが出るんですよ)「C」地点の丁字路まで戻ってきて水分をチャージします。
こういう山中で(地元の方スミマセン)自販機が稼働していることが、ありがたいですね。
需要があるんでしょうね、タバコまであるし・・でもビールは無いな(笑
帰りは下り基調なので、ひたすらペダルを踏み込んで、道の駅・白い森おぐにを目指します。
18kmほど走って道の駅に到着。
フィットにTCRを収納して、腹が減ったので道の駅で天ぷらそばをいただきます。
何の下調べもせずに小枕山トンネルを目指したんだけど、拝見出来て良かったですよ。
次回は、トンネルの向こうの道の終端まで拝見させて頂こうと思いました。
うん、楽しかったですよ、ありがとうございます。
今回のTCRでの走行距離57km、ライド時間2時間40分、平均速度21km/hらしいです。
数値は目安ですよ、数値が大きいほど感動が大きくなる訳でもないのでね、私は。
なので、次回はゲートのところまでトランポしても良いかなと思っている次第ですよ。
いや、もしかしたらタイカブかサンバーで来るかも、フィットも有りだな。
私の旅の相棒の選択に縛りは無いもので・・(大げさ?笑