バリトン・ウクレリアンの乗り専・弾き専・遊撃ライフ

車輪モノと弦モノが大好きなバリトン・ウクレリアンが、フラフラ(遊撃)しているブログですよ

恩師を偲んで

私が中学生の頃、型破りな担任の先生がいました。
絵を書いたり、楽器を弾いたり、確か宮沢賢治が好きだったような気がします。
 
その先生の指導で、クラスで毎朝みんなで歌を唄うようになりました。
その影響が学年に広まり、しまいには修学旅行の行き先々で合唱をするようになりました。
今でいうストリート・ゲリラ・ライブです。
当時、場所の予約なんかする訳もなく・・
 
修学旅行は北海道だったので、青森駅の構内や札幌の大通公園で歌った記憶があります。
その伝統が残り、今でも私の母校は修学旅行で合唱するようです。
さすがに今の時代はストリート、というわけにはいかず、わざわざホールのような場所を借りるそうです。
そして、熱心な父兄と行先にいる親戚の方々が、観客として観に行くそうです。
私の子供たちも、東京のどこかのホールで合唱したそうです。
 
 
そのストリート・ライブ発生の先生が、修学旅行にアコーディオンを持ってきて弾いていました。
私も、あんな風に行き先々で、音楽を奏でられたならいいなぁ、と思っていました。
そんな思いもあってか、40代後半で始めた楽器がウクレレでした。
 
いつか先生に聞いて貰おう、と思って練習していました。
残念ながら、その先生は昨年永眠されました。
それから10月の第一土曜日は、先生宅にお参りに行くことにしてます。
 
今日がその第一土曜日。
先生宅へお参りに行ってきました。
奥さんと談笑してから、昔からの思いを話して、先生の遺影の前で一曲演奏をさせて
いただきました。
仏壇の前で楽器演奏なんてどうかな?と思いましたが、いつも私の非常識を笑って許してくれた先生を偲んで演奏しました。
 
楽曲は、十八番の「涙そうそう」にしました。
やっと、肩の荷が下りた思いです ←何の荷があったのかは不明。
私が楽器を弾く思いのひとつが、成就出来ました。
 
 
吉田拓郎の楽曲の歌詞で「俺は~何処へ行こう、君はどこへ行く?」の気分です。
何処へ行こうかな?「cub-lele」の「lele」が不要になるのかな?