バリトン・ウクレリアンの乗り専・弾き専・遊撃ライフ

車輪モノと弦モノが大好きなバリトン・ウクレリアンが、フラフラ(遊撃)しているブログですよ

燻炭

だいぶ日差しも強くなってきました。
もうすぐ春なのかな~と思うと、冬の嵐に戻ったりして、なかなか春が来ませんね。
 
 
さてさて、春が近づくと見る光景があります。
下↓が家の近所のさくらんぼ畑の写真です。
イメージ 1
雪の上に黒いモノが写っています。
これが何なのか、ここのオーナー(家の裏の親父さん)に聞いたことがあります。
黒い物体の正体は、燻炭(くんたん)というらしいです。
たぶん、籾殻(稲のモミ殻)を燻(いぶ)したもの。
完全燃焼させると灰になるので、燻製のように?不完全燃焼で薫製炭状にしたもの。
 
目的は、雪溶けの促進。
黒いから、太陽熱を吸収し、周りの雪が溶けやすくなる、っていう仕組み。
そして雪が溶ければ、肥しの一部になる。
根っこ部分の雪が早く溶けることにより、土が温まるので花が早く咲く。 
とのことだったと思います(聞いたのも10年以上前だからな
 
私もオヤジが倒れてから10年位さくらんぼを兼業農家でやりました。
確かに燻炭を散布した畑は、雪が消えるのが2・3日位早かったように思います。
 
あとは、どのくらいの肥しになるか、本当に早く花が咲くか、早く咲いたがために、霜にやられる時もあるからね。
早く咲いたことで、どのくらい早く収穫出来るか。
 
でもやる人は、まだ積雪がある春先、根元の雪を積極的に掘り起こしますからね~
私には勉強・観察不足のためよく判りません。
今はさくらんぼを作っていませんしね(やめてから、そろそろ10年目かな?
昔はあまり農業に興味が無かったような・・今なら少し気になるんですけどね。
 
農家の方々のこういう各々の創意工夫があるんですが、こういうノウハウって、まとまっていないんですよね(秘伝
しっかりとしたデータで、効果の数値的な説得があればいいのにな~
 
まぁ農協さんのご指導が、大きくマトを外していないのかもしれませんね。