先週の日曜日の朝、また親父が世話になっている介護施設に行って所用を済ませ、親戚を数件回ってから、時間が出来ました。
嫁はんは子供と出かけたので、私一人。
さぁバイク乗るぞ~、と乗り出したものの、時間も無いのでどこに行こうか迷いました。
どこかに行き忘れているような・・そう、GWに行った浪江町に行くのでした。
今回は浪江町でお金を使ってこよう、と思い出発。
旧道も通れるのですが、時間が10倍くらい掛かります。
正確に時間を計測していませんが。
村田、岩沼でR6に出て、あとはずっと南下。
相馬、南相馬を過ぎると、雰囲気が変わります。
車はまばらに通るのですが、今回もひと気がしません。
復興が進んでいることを願って来ましたが、残念です。
そして、このカンバンがあり、私も指示通りここから先には入りません。
放射能と言う目に見えない脅威。
もちろん、私もその経済優先の恩恵を受けている一人なんですけど。
もう少し、日本の将来をエネルギー政策を熱く議論しても良いのでは?
浪江町に来るといつも思いますし、浪江に住まれていた方々の無念さが伝わってくるような気がします。
ましてや、まだ避難解除されていない地域がたくさんあります。
JR浪江駅。
室内灯は点いていますが、駅員も見当たりません。
常駐はしていないのかも。
駅前の交差点。
建物、家は残っているのに、誰も通りません。
駅の改札から線路を見ると、本来プラットホームで階段を登り降りして、隣のホームに行くはずが、このように、ショートカットされていました。
左側輪は双葉町方面で帰宅困難区域。
ここから左側には電車が行けないということで、こんなショートカットが。。
街を見回しても、自動車はたまに通るのですが、人がいません。
交差点で止まって、写真を撮っていてもクラクションを鳴らされることも、怒られることもない・・
誰も通らないのに、信号だけが無限ループに入ったように無表情に色を変えて行く。
GWに来た時もR114方面に行こうとしました。
やはりまだ、通行規制が敷かれています。
今回はグラトラなので通れるのですが、時間が無いので戻ります。
街中を通ると、ナンバーを外された車をよく見かけます。
GWに来た時あとで知ったのですが、復興の旗印として4月からコンビニ・ローソンがオープン、とありました。
確かにオープンの花輪が掲げてあったようです。
その時、私は事の重大さに気付かず素通りしてしまいました。
今回はこのローソンで買い物をして、少しでもお金が回る様に、と思ったのですが、
残念ながら、閉店されていました。
日中もまばらにしか車が通らず、街中にも人が見られず、この中で24時間営業は・・残念です。
GWの時より車も増えているし、街中も工事をしているような箇所もみられて、少しずつですが復興は進んでいるようですが、このスピードでは。
電気が付いているのは、町役場、消防署、警察署、JR他少しでした。
残念でしたが帰宅の時間となり、R6を北上して南相馬へ。
浪江から数キロ離れた隣町の南相馬は、全く普通の日常、人の生活、経済の活気が感じられます。
何か不完全燃焼だったので、南相馬の道の駅に寄りました。
お土産を買って、フードコートをみると「なみえ焼きそば」がありました。
これもご縁と、さっそくいただきました。
なお、焼きそばに掛けてある七味・ラー油は、あとで私が掛けたものです。
標準は辛みものはありません。
偉そうにブログを書いてますが、何も出来ない自分の無力さをヒシヒシと感じます。
避難されている方々にはお見舞い申し上げます。
私は避難経験が無いので、何をいってもこんな軽々しい言葉になってしまい、すみません。
また時間があったら、浪江に行きたいと思います。
今回、GS-GS間324.6km、7.86L、41.3km/L